昨日は秋と名付けるコンサートの最後をSalon Classicで催しました。 ポーランド出身で今、福岡に住む日本語ペラペラのイグナス・リシェツキ(ピアニスト)を客演にジョイントリサイタルを行いました。 今日は普段あまり聴かない曲も混じり秋を飾るに相応しい楽しいコンサートでした。
昨日は秋と名付けるコンサートの最後をSalon Classicで催しました。 ポーランド出身で今、福岡に住む日本語ペラペラのイグナス・リシェツキ(ピアニスト)を客演にジョイントリサイタルを行いました。 今日は普段あまり聴かない曲も混じり秋を飾るに相応しい楽しいコンサートでした。
21日のチェロ演奏会に引き続き今日(8/24)はヴァイオリンの素晴らしい演奏会が有名なヴァイオリニストの木野雅之先生を客演に迎えてSalon Classicでありました。 すっかり弦の虜になってしまいました。 今日のヴァイオリン出演者は全員木野先生の門下生で、まだ中学生や高校生ですが、その演奏振りは堂々としたもの。 それもそのはず、三人とも3歳や5歳からヴァイオリンを始め、すでにいろんなコンクールで金賞はじめ優秀賞の受賞者でした。若い時分から自らの才能に目覚めて行く姿に感心するとともに音楽的感性の在りかが解ったような思いがしました。 木野先生の演奏の何と美しいことか、フォーレの「夢のあとに」の妙なる光輝くような夢心地の音にうっとりしてしまいました。 これこそ私にとっての音楽美でした。 今日のピアノソロの高校生はピアノコンクールの全国決勝大会出場者だけあってそのラフマニノフの近代曲演奏にしばし酔いしれました。 音楽は時間芸術と云え演奏に空間美も発見しました。今日のヴァイオリニストの皆さんは全員有名ヴァイオリニストの似顔絵のようでした。
今日(8/21)は昨日に比べ少ししのぎやすかった。 Salon Classicでは第4回目となる「チェリスト藤森亮一の世界」の演奏会があった。 毎回、テーマが決められていて、今回はフランス物のチェロ演奏で、N響チェロ首席奏者の藤森亮一がピアニストの横山美里とともに追い求める美の新境地だった。 ピアノの前に現れた横山さん、濃藍の地に蝶をあしらったドレスを着ている。思わず先日亡くなった森英恵を思い出した。 私はいつもフランス物を聴くときは、胸だけでなく頭も使うことを覚悟している。 情感ばかりでなく頭での解釈もちょっと必要そうに思えるからだ。 クープランやプーランク、私には名前からして紛らわしい。 プーランクを聴いているとギャグや諧謔性が感じられ、なるほど知的に面白いが素直に情感には訴えてこなかった。 今日、一番感激したのはフォーレのチェロソナタ第2番だった。曲を聴き始めるなり目が自然と左壁の「踊り子」の絵に向った。 いささか我田引水めくが、この曲とこの絵の色調が同じに感じられ、また曲の旋律も踊り子の動きに同期している風に私には映ったからだった。